11.ブログサービスとWordPressの違い

本コンテンツ内で紹介するサービスの一部または全部に広告が含まれています。
ブログサービスとWordPressの違い

「TECH TREND」内で記載している価格は全て税込み表記です。 本コンテンツ内で紹介するITサービスの一部または全部に広告が含まれています。正確な情報提供に努めておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。 ※このサイトに表示している広告については、広告掲載基準をご覧ください。 ※本サイトはウェブココル株式会社が運営しております。  ※当記事のご意見は、お問い合わせフォームからお寄せください。

いざブログを運営しようと思ったときに、最初に検討するのが無料のブログサービスだと思います。特別スキルが高くなくても簡単に始められ、かつ無料なので、多くの人が何らかの形で使用したことがあると思います。

私自身が運営しているブログの一つも、当初 Seesaaブログで始めました。現在は WordPressに移行して運営しています。

実際に両方を利用したことがある身として、各サービスについてあらためて比較し、そのメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。

なお、WordPressを利用するケースについては、レンタルサーバーを借りて運営する方法を前提としています。無料で利用できる「Wordpress.com」のサービスは対象ではありませんので、ご了承ください。

目次

ブログサービスとは

ブログサービスは、登録をするだけですぐにブログを構築できるサービスのことを指し、ブログを使ったことがない初心者でも比較的簡単に利用できます。

有名どころでは「アメーバブログ(アメブロ)」「livedoor Blog(ライブドアブログ)」「FC2ブログ」などがありますが、他にも沢山のサービスがあります。

各ブログサービスは有名人などのブログを掲載することで、非常に高いアクセス数を誇っており、アクセスを集めやすいと言えます。

これらのサービスは基本的に無料で利用できますが、広告を表示しないようにしたり、アップロードする画像の容量をあげるためにはオプションの料金を支払う必要があるところもあります。

WordPressなどのサーバーインストール型ブログ

WordPressなどのサーバーインストール型ブログは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)というシステムを使用し、サーバー上にインストールしたプログラムを用いて、ブログを作成・更新できるものです。

基本的にレンタルサーバーなどのサーバースペースを借りて、その中にプログラムをインストールして使用しますので、若干のスキルが必要です。

ただ、最近は WordPress等のCMSはワンクリックでインストールできる「簡単インストール」というサービスを提供しているレンタルサーバーが増えてきていますので、自分でインストールして設定するよりもはるかに敷居が低くなっていますので、初心者でも割合簡単に使えるようになりました。

CMSにも色々種類があるのですが、ここでは圧倒的なシェアを持っている WordPressを比較対象として取り上げています。

ブログサービスとWordPressのメリット・デメリット

では、具体的にブログサービスと WordPressのメリットとデメリットを見ていきましょう。なお、WordPressに関しては、有料のレンタルサーバーを借りる前提で条件を挙げています。

ブログサービスのメリット

  • 無料で始められる
  • 比較的大量のアクセスにも耐えられる
  • アップデートなどのメンテナンスが不要
  • 開設当初からアクセスを集めやすい
  • 週末や夜間帯はアクセスが集中して動作が遅くなりがち

ブログサービスのデメリット

  • 広告を消せない、消すためには有料になるサービスがある
  • サービス終了のリスクがある
  • 規約が厳しく、アカウント停止のリスクがある
  • メンテナンスが多め
  • バックアップが手動
  • 他のブログサービスやWordPress等のCMSへの引っ越しが大変
  • 各記事のURLに好きな文字列を設定できない
  • ディスク容量やアップロードファイルの上限が低い
  • 独自ドメインが利用できなかったり、有料になるケースがある
  • デザインは豊富だが希望するテーマが見つかるとは限らない・カスタマイズが限定される
  • 検索上位に上がりにくい

WordPress のメリット

  • カスタマイズなどの自由度が高い
  • WEBフォーラムや掲示板、SNSや画像投稿サイト、ショッピングサイトなどブログだけでなくありとあらゆるサイトを作る事ができる
  • 無料で独自ドメインで運用可能(独自ドメインの取得自体は有料)
  • サイト閉鎖の危険性がない
  • レンタルサーバー側のサービスやプラグインでバックアップを自動で行える

WordPress のデメリット

  • レンタルサーバーを借りる必要がある
  • インストールから利用開始までは比較的容易にできるようになったが、それ以上のカスタマイズにはスキルが必要
  • サーバーの許容量以上のアクセスがあった場合には、表示が制限されたり、されなかったりする
  • WordPress自体やプラグインなどのアップデートなどのメンテナンスが必要
  • サーバーによっては、夜間帯に動作が遅くなることがある

ビジネスとしてブログを持つ以上は、ブログのデータは大切な資産です。

そのため、運営側の都合でいつ閉鎖されるかわからなかったり、データのバックアップ・管理を常に手動で行わなければならない、という状況はその重要な資産を失うリスクを常に負っていることになります。

また、私自身の経験としても、SeesaaブログからWordPressに移行した際には、下調べから始まり、実際の移行までに非常に手間がかかりました。

そのため、ビジネスとしてブログを運営するのであれば、ブログサービスを使うというのは選択肢に「なし」と言えるでしょう。

Want to share?

WRITER

TECH TRENDSは最新のインターネット・ウェブ業界情報について発信するナビゲーショナルメディア。IT業界におけるビジネス情報をはじめ、Web3.0、AIなどにも精通するメンバーが集まり、質の高い確かな情報を発信します。

目次