評判の良いColorfulBox(カラフルボックス)を独自視点で検証・評価レビュー



2018年7月にリリースした、ColorfulBox(カラフルボックス)「クラウド型レンタルサーバーの完成形」を謳うだけあり、高性能かつ、これでもかというくらい多くの機能を詰め込んだ、夢のようなレンタルサーバーです。

高速 Webサーバー「LiteSpeed」オール SSDの記憶領域、柔軟なプラン変更など、WordPressなどの CMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用したサイトを簡単に構築・運用できることをコンセプトに設計されています。

また、特徴的なのは、近年日本国内のおける被害が急増している「大規模災害への対策」。東京と大阪にデータセンター分散して持つことにより、高い安全性を確保するなど、まさに今もっとも求められているレンタルサーバーの形と言えます。

もちろん、当サイト独自に実施している、各種ツールによるパフォーマンステストでも、上位の成績を上げており、サーバー自体の実力も折り紙付きです。

ここでは、その「カラフルボックス」のサービス全般について、徹底的にレビューしていきます。


ColorfulBox(カラフルボックス)のサーバースペック

CPU 業界最高レベル!
Intel Xeon(28コア 56スレッド)
メモリ 業界最高レベル!
384GB
稼働率 100% ※2018/9/18までの運用実績
ネットワーク回線 10Gbpsで大容量バックボーンに接続
記憶媒体 オールSSD
Webサーバー LiteSpeed
高速化機能 PHP モジュールモード・HTTP/2・QUIC・(サイトロックCDN)
WordPress簡単インストール



ColorfulBox(カラフルボックス)の特徴とメリット

まず、ColorfulBox(カラフルボックス)の代表的な特徴やメリットを見ていきましょう。



サイトの高速化機能が盛りだくさん

ColorfulBox(カラフルボックス)はサイトの高速化機能が盛りだくさん

カラフルボックスは、WordPress などでサイトを運用していても、高速に表示できる機能が盛りだくさんです。

業界最高レベルの超ハイスペック CPU とメモリ容量に加え、従来利用されてきた Webサーバーソフトの「Apache(アパッチ)」 に対して、WordPressのベンチマークで約 3倍、もの速度を誇る「LiteSpeed」を採用しています。

また、ディスクも Web・データベース、ともにすべて従来の HDD よりも高速に読み書きができる SSD を採用(オールSSD)しており、最新のサイト表示高速化機能である「HTTP/2」と「QUIC」に加え、オプションで「サイトロック CDN」が利用できるなど、すごい充実ぶりです。


HTTP/2:Webサイトの表示に使用されている HTTP プロトコル(通信規格)の新規格で、効率的なデータのやりとりができるため、サイトの表示速度の向上が見込める

QUIC:Webサイトの表示速度を高速化する「トランスポートネットワークプロトコル(トランスポート層の通信規格)」で、HTTP/2 の欠点を補うもの

CDN:(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)データ量の大きい画像などを別のサーバーにキャッシュして配信することで、本体サーバーの不可軽減、サイト表示の高速化を行うもの

クラウド+仮想化技術で安定性バツグン

ColorfulBox(カラフルボックス)のWebサイトの表示速度検証結果

※他社と比較しても上下動が少なく、Webサイトの安定した表示が行えている

従来の共用サーバーでは、一台のサーバーの CPU やメモリなどのリソースをサーバーに同居している全員で同時に使用しています。

そのため、ユーザーの中にアクセス数のサイトを持つ人がいると、そちらにリソースが割かれるため、他のユーザーが利用できる CPU やメモリが減ってしまい、サイト表示速度が遅くなる可能性があります。(もちろん、ユーザーごとにある程度のリソース制限は行われています)

一方、カラフルボックスは、クラウド型のレンタルサーバーのため、仮想化技術により、あらかじめ一人一人のユーザーが使用できる CPU やメモリを分割して配分しています。そのため、従来の共用サーバーに比べると、他のユーザーが CPU やメモリを多く使用していても、自分のサーバー領域には影響がでにくく、ぐっと安定性が高くなっています。

実際に、当サイトで検証した結果でも、Webサイトの表示速度の安定性が他社と比べても非常に高い状況を確認できています。

バックアップ先が分散されており災害に強い

ColorfulBox(カラフルボックス)はバックアップ先が分散されており災害に強い

他社であまり見られない、カラフルボックスの大きな特徴の一つとして、災害対策が挙げられます。

近年は台風や地震など、日本では北から南まで、非常に多くの災害に見舞われています。2018年 9月に発生した北海道胆振東部地震でも、大規模な長期停電に見舞われ、石狩市にある「さくらインターネット」のデータセンターがあやうく稼働停止に追い込まれそうになりました。(社員の尽力により、稼働停止は食い止められましたが)

国内のデータセンターが集中している東京や大阪でも、いつ同じような事態が発生するか、誰にもわかりません。

そのため、カラフルボックスでは、東京と大阪のリージョンに分けてデータセンターを確保しています。さらに、ユーザーは東京・大阪を任意で選ぶことができる上に、東京を選んだ人は大阪にバックアップを、大阪を選んだ人は東京にバックアップが行われるように配慮されています。

レンタルサーバー会社の中には、まだ同じサーバーの中にしかバックアップを行っていないところも多いので、カラフルボックスのように明確にリージョンを分けてバックアップしてくれるというのは、非常に心強いです。

また、自動的に過去14日間分ものデータを自動的にバックアップしてくれており、万一ユーザーのミスでデータを消去してしまっても、その復元には料金は一切かかりません。

なお、自分の住んでいる場所に近い場所のデータセンターを選んでおけば、サーバーにアクセスする際に、より高速になる、といったメリットもあります。(と言っても1秒も差がないので、体感的にはほぼ変わりはないと思いますが)

無料のSSL証明書と「Imunify360」でセキュリティ機能もバッチリ

ColorfulBox(カラフルボックス)はセキュリティ対策も充実

カラフルボックスでは、セキュリティ機能にも力を入れています。

今や常識になっているサイトの「常時SSL化」に必要な、SSL証明書が無料で利用できます。しかも、利用できる証明書は、世界でトップレベルのシェアを誇っている「COMODO社」発行の SSL証明書です。


常時SSL化:サイト全体を暗号化通信で保護したり、サイトの信頼性を保証するための施策で、サイトの URL が「http://」から「https://」に変わる


次世代セキュリティ「Imunify360」を導入しており、WAF / IPS / IDS の利用が可能なほか、オプションでマルウェア自動検知・駆除サービス「SiteLock(サイトロック)」が利用可能で、共用サーバーレベルでは十分すぎるほどの充実ぶりです。


WAF:(Webアプリケーションファイアウォール)Web サイトを対象にした外部からの不正アクセスをブロックする機能
IPS:(Intrusion Prevention System)不正侵入防御システム
IDS:(Intrusion Detection System)不正侵入検知システム

柔軟性が高くアクセスに応じたプラン変更が可能

カラフルボックスは柔軟性が高くアクセスに応じたプラン変更が可能

カラフルボックスは、クラウドサーバーベースのサービスのため、プランの変更が柔軟に行えます。

レンタルサーバーでは、プランごとに同時にさばけるアクセス数やデータ転送量が決められています。この許容量以上にアクセスが増えた時には、サーバー全体の負荷の上昇を防ぐために、サイトへのアクセスを自動的に遮断することになります。(つまり、サイトが表示されなくなる)

それを防ぐには、より多くのアクセスを受け入れることが可能な、上位プランに変更するのが一番いいのですが、プランの変更がすぐに行えなかったり、料金が月額単位だったりといったレンタルサーバーが多いです。(そもそもプラン変更を行えないサーバーもあるので、変更できるだけましですが)

しかし、カラフルボックスでは、「即時」プラン変更を行え、かつ支払いも日割りで行えるため、一時的にアクセスが増えたタイミングで数日間上位のプランにする、といったことも簡単に行えます。

サイトを見に来てくれた人が増えても、チャンスを逃すことなく、売り上げも伸ばせるし、さらにサーバー料金を最小限で済ませることもできるため、言うことなしです。

WordPressサイトの作成が簡単・サイトもメールも無制限に作れる

カラフルボックスは、WordPressサイトの作成が簡単・サイトもメールも無制限に作れる

カラフルボックスのサーバー管理機能には、世界的に広く利用されている「cPnael」が導入されています。各機能の項目に、アイコンがついているので、直感的に使えるように配慮されています。

また、カラフルボックスは、最安のプランでも、独自ドメイン(マルチドメイン)、データベース(MySQL)、メールアドレスを無制限に利用できるため、いくらでもサイトを作成することができます。

もちろん、WordPress などの CMS(コンテンツマネジメントシステム)を簡単に作成できる、簡単インストール機能も用意されています。

cPanel の WordPress インストール機能は、カスタマイズが非常に細かく行えるのが大きな特徴で、かゆいところに手が届きます。(このカスタマイズ項目は、初期状態では非表示になっているため、カスタマイズを行わない初心者でも迷わずにインストールできます)

なお、他社からカラフルボックスへ引っ越しを希望される場合は、「WordPress移行代行サービス」(有料)を利用することもできます。WordPress の引っ越しは非常に面倒だし、時間がかかるので、とても重宝するサービスです。

独自ドメイン取得もできてしかも安い

カラフルボックスは、独自ドメイン取得もできてしかも安い

カラフルボックスに非常に似ているレンタルサーバーとして、mixhost(ミックスホスト)がありますが、mixhost の場合は独自ドメインを他社で取得する必要があります。

しかし、カラフルボックスは、バリュードメインと提携しているため、独自ドメインの取得が可能です。

一般的に、レンタルサーバーと同時に申し込める独自ドメインは、独自ドメインのみを販売している会社と比較すると、値段設定がやや高めになっていることが多いのですが、カラフルボックスでは業界最安レベルの料金でドメイン取得が可能できるため、非常に良心的と言えます。

特に初心者の場合、独自ドメインとレンタルサーバーを紐づけるために必要な「DNS 設定」のところでつまずく可能性が高いので、DNS 設定が必要ない「カラフルボックス+バリュードメイン」で取得するのがおすすめです。

サポートが充実(電話・チャット・Web+サポート情報)

カラフルボックスは、サポートが充実(電話・チャット・Web+サポート情報)

カラフルボックスでは、Web からの問い合わせと、チャットによるサポート(平日 9:30~17:30)のほか、電話によるサポートも行っています(上位プランのみ)。

特に初心者の場合、サーバーの設定などでわからないことがあると、リアルタイムで確認したいと思うことが多いのですが、チャットや電話でのサポートがあると非常に心強いです。

また、Web にあるマニュアルや FAQ(よくある質問集)も、画像付きで掲載されていてわかりやすく、内容も充実していますので、自己解決できる内容も多いです。

ファイルサーバーとしても利用できてお得

カラフルボックスには、cPnael の機能として提供されている「WebDisk」機能が利用できます。

これは、サーバーのディスク領域をファイル置き場として利用できる機能で、サーバーの余った領域を有効に活用できる、とても便利な機能です。外部からはアクセスできない、サーバー内の「非公開領域」も確保でき、セキュリティ的にも安全に利用できます。

また、ファイルもドラッグ&ドロップで簡単に保存できるため、Webサイト関連のデータだけではなく、普段使用しているファイルや画像などの保存や、他の人との受け渡しに利用することができますので、積極的に活用したい機能です。

業界最長の30日間のお試し期間あり

カラフルボックスは、ここまで紹介したように非常に多くの機能が用意されていますので、1週間くらいでは使い倒すことができないかもしれません。しかし、カラフルボックスは、業界最長の30日間のお試し期間が利用できますので、納得するまで試したうえで、契約することができます。

2016年にリリースした、最大のライバルでもある mixhost(ミックスホスト)も、最初は30日間の試用期間を提供していましたが、後にこの期間を10日間に変更しました。

カラフルボックスは、あえてそこにチャレンジしており、ユーザーを大事にするその心意気も買いたいですね。

アダルトサイトや再販も可能

カラフルボックスでは、アダルトサイトの作成も可能です。

アダルトサイトは、一般的にアクセス数が非常に多くなるため、サーバーの負荷が高くなる傾向があります。特に夜間帯には非常に負荷が高まります。

共用サーバーの場合は、サーバーの負荷が高まると、他のユーザーへの影響も大きくなるため、アダルトサイトの利用を許可するのはなかなか難しいところなのですが、カラフルボックスでは「サイトロックCDN」の利用を前提にアダルトサイトの掲載を許可しています。(上位プランは十分な転送量を確保しているので、「サイトロック CDN」の利用は不要)

また、カラフルボックスはサーバーの再販も可能なので、Webデザインやサイト作成・管理を行っている人にも向いています。

前述のように、カラフルボックスはプラン変更を日割りで行えるので、クライアント数の増減が発生しても、サーバー料金を最低限に抑えることができますので、その点でも再販には向いていると言えます。


サーバーの再販制度:レンタルサーバー会社から借りたサーバー領域を、自分が販売者となって他のユーザーに売ること(いわゆる「また貸し」のイメージ)




ColorfulBox(カラフルボックス)の気になる点

サービス提供実績が短い

カラフルボックスは、2018年 7月にサービス提供が開始されたばかりの、新しいレンタルサーバーで、提供元である「株式会社カラフルラボ」も 2018年 1月に設立されたばかりです。

近年は、昔のように雨後の筍のようにレンタルサーバー会社やサービスが乱立してはつぶれていくような状況ではなくなりましたが、それでも安定性が非常に重要なサーバー事業の場合、実績は大事です。

こればかりは今後の状況を見ていくしかありませんが、個人的には運営に携わっている方々と直接やり取りした際の対応が非常によかったことや、サポートページや FAQ の充実度、なにより独自検証で証明されているサーバー自体の安定性の高さから考えると、かなり有望な会社であると考えています。

たとえ会社が長く運用されていたり、某有名企業の子会社を名乗っていても、顧客のデータを全消失させてしまったり、何週間にもわたってサーバー停止に陥ってしまうような会社もありますので、それと比較すると期待値は非常に高いです。

サポートは土日祝日が休み

個人の場合、土日祝日に作業をすることが多いと思いますが、サポート窓口はお休みです。電話サポートを利用できる上位プランでも、やはり土日祝日は利用できません。

カラフルボックスは7月下旬にオープンしたのですが、リリース直後の 8月のお盆もしっかりお休みされていたので、ワークライフバランスを重視する社風なのかもしれません。

レンタルサーバー会社の中には、慢性的に業務過多で、サポート担当者も疲弊しているような様子の会社もあるので、休む時はしっかり休んで、適切な回答をもらえるほうがいい、という考え方もありかもしれません。


ColorfulBox(カラフルボックス)の代表的な仕様一覧

カラフルボックスには全部で 8つのプランがあり、幅広い層のお客様が利用できますが、ここでは多くの人が申し込みを考えるであろう、下位 5つのプランを紹介しています。

6~8つめのプランについては、公式サイトを参照してください。

ColorfulBox(カラフルボックス)

プラン名 BOX1 BOX2 BOX3 BOX4 BOX5
初期費用(税抜) 無料(3ヶ月以上の契約の場合)
2,000円(1ヶ月契約のみの場合)
月額最安料金
(税抜)
480円 880円 1,480円 1,980円 2,980円
ディスク容量
(オールSSD)
30GB 150GB 200GB 250GB 300GB
転送量(月単位) 1TB 2TB 3TB 4TB 5TB
マルチドメイン数 無制限
データベース数
MySQL(MariaDB)
無制限
メールアカウント数 無制限
無料独自SSL ○(COMODO)
WordPress
簡単インストール
自動バックアップ Web・メール・データベースのすべてを14日間分(復元も無料)
プラン変更 上位・下位ともに可能
料金も日割り計算OK
サポート Web(メール)・チャット・電話(平日9:30~17:30)
※電話は上位プランのみ
高度な機能 Cron・SSI・SSH 他多数
その他の機能 アクセス解析・Webメール・メールウィルスチェック・スパムフィルタ・メールカスタムフィルター・メーリングリスト・ファイルマネージャー
お試し期間 30日間

※2018/9/25 ディスク容量 40~130GB UP | 9/27 さらにディスク容量 50GB UP


まとめ

以上のように、カラフルボックスは最新の機能を盛りだくさん詰め込んだ、安定性、表示速度、ともにネットビジネスを行う上でも十分な実力を持っているサーバーです。

サーバーの設定を行う「cPanel」が多機能なので、初心者にはやや敷居が高い部分があるかもしれないことと、土日祝のサポートがお休みのため、どちらかというとまったくの素人よりは、多少なりともレンタルサーバーを触ったことがある人のほう向いているかもしれません。

ただ、これだけ高機能でありながら、月額 480円から利用することができ、またアクセス数に応じて、いつでもプランを拡張できるなど、柔軟性もとても高いため、他社への引っ越しをせずに、長く使えるというのは非常に大きなメリットです。

マニュアル類は非常にわかりやすく、かつ充実しているので、最初からカラフルボックスの導入にチャレンジしてみるのもアリです。まずは、業界最長の30日間のお試しが利用できるので、どんどん触ってみて、使い勝手を確認してみてください。