CPI「シェアードプラン ACE01」検証・評価レビュー
CPIシェアードプランACE01の評価
<Aランク>


安定性 4.5
処理速度 4.5
コストパフォーマンス 3.0
月額費用(税抜) 3,800円~ 初期費用(税抜) 0円 or 20,000円
ディスク容量 無制限 マルチドメイン数 無制限
データベース数 無制限 WordPress簡単インストール
お試し期間 10日間 キャンペーン



日本の大手電気通信事業者である、KDDI株式会社。その子会社である、株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズが運営する CPI の共用サーバーが、 この「シェアードプラン ACE01」です。

KDDI ウェブコミュニケーションズは 1987年の設立後、ホスティング事業も1997年から開始しており、すでに20年以上の実績がある老舗の一つです。また、簡単にホームページを作成できるサービスである 「Jimdo」 やクラウドサービスの 「CloudCore VPS」 なども提供しています。

今回紹介するレンタルサーバーサービスの CPI では、共用サーバーの他に VPS や専用サーバーも提供しています。

日本におけるホワイトハット SEO の権威であり、ネットビジネスユーザーに広く普及している WordPress テーマ「賢威」の提供元である株式会社ウェブライダー代表の松尾氏も自ら愛用しているサーバーが、この CPI「シェアードプラン ACE01」です。



ウェブライダー松尾氏のCPIコラムより
(ウェブライダー代表の松尾氏による CPI のコラムより)



では、その CPI「シェアードプラン ACE01」の魅力を、ベンチマークツールなどで検証したパフォーマンスデータほか、独自に調査した内容をもとに、詳しくレビューします


CPI「シェアードプラン ACE01」の特徴とメリット

まず、CPI「シェアードプラン ACE01」の主なサービス概要を見てみましょう。

  • ディスク容量:無制限
  • マルチドメイン数:無制限
  • データベース数:MySQL 無制限 / PostgreSQL 1個
  • 転送量:無制限
  • WordPress などの CMS(コンテンツマネジメントシステム)の簡単インストール機能あり

以上のように、主要な機能がすべて「無制限」です。マルチドメインやデータベースが無制限というサーバーは他にもありますが、ディスク容量が無制限という共用サーバーは CPI くらいです。

また、転送量も無制限のため、アクセスの多いサイトの運用も気兼ねなくできます。その他、FTPアカウント やスクリプトを自動処理する機能である Cron も無制限に作成できます。

一応、共用サーバーのため、サーバーの稼働状況に大きな影響を与えるような場合には、制限される旨の記載はありますが、下で詳しく触れるように、ドメインごとにサーバーを分散するような対処も行われているため、同じサーバーにすべてのドメインのデータが収納されている一般的な共用サーバーよりも、負荷は低く抑えられています。



では、さらに深く、CPI「シェアードプラン ACE01」の特徴やメリットを見ていきます。(以下「CPI」とのみ表記します)


KDDIブランドの高い信頼性と安定性

ネットビジネスにレンタルサーバーを利用する場合、最も重要なのが、この安定性

CPI は転送量が無制限であるうえ、SLA(品質保障制度)にて稼働率 100% を 保証しています。SLA はサーバーの稼働率が 100% を切った場合に、その割合に応じて返金を行う制度ですが、他社と比較しても返金の割合が高いので、それだけ安定性に自信があることがわかります。



また、一般的な共用サーバーは 1台の物理サーバーの中にユーザーごとの領域を作成し、提供します。つまり、複数の Webサイトを作成しても、すべて同じ物理サーバーの中に配置されるため、その中の 1つの Webサイトにアクセスが増えると、その分他のサイトの表示にも影響を与えます。

しかし、CPI の場合は、サーバーの負荷軽減を行うために、ユーザーがマルチドメインを取得すると、初期ドメインとはの別のサーバーにデータを配置します。その後もドメインを追加するたびに、各サーバーの負荷状況を確認しながら、別のサーバーに分散して配置していくため、各サーバーの負荷を平準化することができ、他のユーザーだけではなく、自分自身が構築した他のサイトの影響も受けにくくなっています。 

さらに、Webサーバーとメールサーバーは物理的に分離しているため、Webサイトへのアクセスが集中したとしても、ビジネスに非常に重要なメールの運用に影響がでることもありません。



これらの施策によって、ディスク容量・転送量が無制限であっても、すべての領域で高い安定性が保障されるわけです。

実際に、当サイトによる安定性の調査においても、総合で 4位と高い安定性を示しました。また、総合ではさらに上位に位置しているサーバーの場合でも、安定性と応答速度のどちらか片方が低い傾向がありますが、CPI はどちらも安定して上位にいますので、バランスが非常にいいサーバーだということがわかります。


高く安定したサーバーパフォーマンス

ネットビジネスにおいては、サーバーの処理パフォーマンスも非常に重要です。CPI の場合、処理パフォーマンスが高いだけではなく、安定もしています。

ベンチマークツールによる独自調査では、PHP・データベース・Webサーバーの処理速度が速いだけではなく安定しているうえ、WordPress の表示速度に関しては 3位とかなりの良い成績を上げています。

特に驚いたのは、PHP benchmark という PHP の処理速度をチェックするツールの結果で、ほとんどのサーバーでは実行するたびにある程度のブレが出るのですが、CPI は何度実施しても、最大でもたったの 1ms(ミリ秒)しかブレが出ませんでした。(他のサーバーは平均で 27msのブレ)

ブレが最も少ない CPI での PHP Benchmark 実施結果

別の収容サーバーで測定した際にも全く同じ結果が出たので、全サーバーの平準化もしっかり図られていることの証と言えるで粗油。


CPIだけ!のテストサーバーとバックアップサービス SmartRelease(スマートリリース)

CPI の最大の特徴と言えば、この SmartRelease(スマートリリース)

このスマートリリースは、「(ウェブ)制作者を超ラクにする」をコンセプトにした次世代サーバーツールで、以下の 3つの機能を無料で利用できます。

CPIのスマートリリース機能(テストサーバー)

  • 公開サイトのデータをテスト領域にコピー
  • テスト環境構築+公開サイトに簡単にアップ
  • 二つの領域のデータをバックアップ

この機能を利用することで、テストサイトの構築、テストサイトの簡単公開、公開サイトのバックグラウンドでの修正などが容易に行えます。

この機能で最もメリットを得られるのは Web製作会社だと思いますが、一般企業や個人であっても、公開サイトと同じ環境でサイトの修正ができたり、リニューアルの準備が行えるのは大きなメリットになります。

個人の場合だと、Webサイトのテスト環境を構築する方法として、ローカルに XAMPP などのツールでサーバー環境を用意して、アップロードする方法があります。しかし、この方法では XAMPP の環境構築から、データの修正、本番環境へアップするまでに、非常に多くの手間がかかりますので、スマートリリースのような環境があれば、個人であっても大きな恩恵を得られるはずです。



また、スマートリリースにはバックアップの機能もあり、Webサイト30世代・データベース10世代までを自動や手動でバックアップできるほか、データの復元(リストア)も無料で行えます。

このバックアップ機能は非常に細かい設定が可能で、以下のようなことが可能です。

  • 自動バックアップの日時設定
  • バックアップファイルの指定
  • バックアップデータをさらにzipで簡単にローカルにバックアップ

単なるバックアップシステムと考えても、非常に多機能で、便利なツールと言えます。


WAF などのセキュリティ対策もばっちり

近年 Webアプリの脆弱性を狙った攻撃が非常に増加していますが、CPI では SQLインジェクション・クロスサイトスクリプティングなどの攻撃を感知する WAF(Webアプリケーションファイアウォール)が利用できます。(株式会社ジェイピー・セキュアの SiteGuard Lite)

また、オプションにはなりますが、サイトの改ざん対策として、マルウェアの診断機能も利用できます。

SSL証明書は持ち込みができませんが、独自の CPI ブランドの証明書のほか、シマンテック、セコム、ジオトラストなどの個人~法人向けの各種 SSL 証明書が取得でき、すべてのドメインに対して独自SSL の設定が可能です。


メール・アクセス解析機能なども豊富

最初に触れたように、CPI はメールアカウント、メーリングリストなども無制限に作成できます。(メーリングリスト毎のユーザー登録可能数は 1,000まで)

Webメールも 3つのシステムが利用でき、ビジネス用途にもバリバリ使える多機能な Active!mail と シンプルで見やすい RoundCube、CPI 独自のシンプルタイプの Webメールが利用できます。

また、G Suite(旧 Google Apps for Work)連携機能も利用できるため、社外でメールの運用が必要な営業担当者や管理者など、特定のメールアカウントのみ Gmail で運用するといったことも可能です。もちろん、Gmail 以外の Google スプレッドシートやハングアウトなどの機能も利用できますので、ビジネスでも大いに活用できる環境が整っています。


手厚いサポート環境

CPI のサポートは、平日の電話およびメールサポートがあり、メールサポートでも、平日の営業時間内の問い合わせに関しては、当日内に返信がもらえます。(調査等が必要な場合は、一次回答だけの場合もありました)

また、オプションではありますが、24時間365日の電話・メールサポートを受けることも可能です。大手企業で、法人向けのサービスを提供しているレンタルサーバー会社の場合、多くは平日のみのことが多いため、オプションとはいえ、24時間サポートを受けられる体制が整っているのは、大きなアドバンスと言えます。


お試し期間に加え、返金保証まである

CPI には 10日間のお試し期間があるにも関わらず、さらに20日間の全額返金保証もあります。

共用サーバーでは、お試し期間か返金保証のどちらかしかないことがほとんどですが、CPI の場合は 10日間じっくり試した後にも、さらに10日間の猶予期間があるので、安心して申し込むことができます。これも自社サービスへの自信の表れでしょう。


その他にも多くの機能やサービスあり

  • グローバルIPアドレス提供(主契約ドメイン:専用/マルチドメイン:共用)
  • ファイルを簡単に転送するサービス Get a file
  • グループウェアの iQube+(アイキューブプラス)
  • サーバー移転代行サービス

CPI「シェアードプラン ACE01」のデメリット


マルチドメインには対応していないサービスがある

CPI では、「主契約ドメイン」と「マルチドメイン」で利用できるサービスが一部異なります。

「主契約ドメイン」とは、CPI を契約する際に設定する初期ドメインを指し(契約には独自ドメインが必須)、「マルチドメイン」はそれ以降に追加していくすべての独自ドメインを指します。

主契約ドメインのみに対応しているサービスの例としては、以下のようなものがあります。

  • SLA(主契約ドメインの Webサーバーのみ)
  • グローバルIPアドレス(主契約のみ専用IPアドレス)
  • 24時間365日のサポートオプション(マルチドメインは平日の営業時間のみ)
  • Active! Mail
  • マルウェア診断
  • G Suite Basic
  • iQube+(グループウェア)
  • サーバー移転代行サービス

上記の内容を加味すると、基本的に自社のメインサイトを主契約ドメインとして設定し、そのドメインでメールなど他のサービスの運用も行う方法がベストです。

その後に追加する独自ドメインでは、Active! Mail や G Suite Basic などが利用できないため、サブになる Webサイト運営などを目的として利用することになるでしょう。


管理画面がドメイン別に分かれている

CPI の場合、サーバーの管理画面がドメイン別に分かれており、管理画面へのログインもそれぞれ別途行う必要があります。

これは上で説明したように、負荷分散のために収容サーバーを別にしていることが大きな原因の一つだと思われますが、多数のサイトを構築する場合には、ドメインごとにログインしなおす必要が発生するため、手間がかかります。

とはいえ、ログイン画面は同じでも、管理画面がドメイン別に切り替わるレンタルサーバーは他にもありますし、初期設定を行った以降は WordPress などの CMS のログイン画面や FTP を使用する機会がメインになるになるため、想像するほど手間は増えないと思います。


料金が高め

元々法人をメインユーザーとして想定していることもあり、初期費用や月額料金が高めです。

特に契約期間を 3か月、または 6か月とした場合、初期費用が 20,000円(税別)と共用サーバーとしては高額になるため、初期費用が無料になる12か月を一括払い以外は選びにくいと言えます。

ただ、10日間の試用期間の他、20日間の返金保証もあるので、サーバーの実力や相性などをチェックする余裕は十分あります。


その他

  • WebDAV は利用不可
  • 無料の電話サポートではサーバーの基本操作に関わる内容のみ対応
  • IDS/ADS などはなし

CPI「シェアードプラン ACE01」のメリット・デメリットまとめ

デメリット

  • 主契約ドメインのみ利用できるサービスあり
  • 管理画面がドメイン別に分かれている
  • 無料の電話サポートでは、コンテンツの内容に関わるサポートはしない
  • 料金が高め

こんな人にはおススメできません

  • とにかく安く済ませたい人
  • 管理画面をドメインごとに分けたくない人
  • 主契約ドメイン以外のサイトでも24時間サポートを受けたい人

メリット

  • 転送量・ディスク容量・マルチドメイン・データベース・メールアカウントなどすべてが無制限
  • 回線大手 KDDI の高い信頼性とSLA(品質保障制度)
  • テストサーバーの構築と展開機能
  • G Suite Basic や Active! Mail などビジネスユースの機能も豊富

こんな人におススメです

  • KDDI という大手企業の安心を得たい人
  • 安定したサーバーを長く利用したい人
  • グループウェアなどを含めた多機能な共用サーバーを利用したい人
  • テストサーバーを簡単に構築したい人

CPI「シェアードプラン ACE01」検証・評価レビューのまとめ

以上、CPI の シェアードプラン ACE01 の詳細について見てきました。

とにかくすべてが無制限なうえ、高い安定性とパフォーマンスのサーバー、テストサーバーからワンクリックで公開できるスマートリリースや Goolge との連携機能など、個人からある程度大規模な企業までを賄える十分なリソースを提供しているサービスです。

なにより、KDDIグループならではの高速・大容量のネットワークがバックボーンにありますので、経路上の問題も起きにくいです。

レンタルサーバー専業の会社は、入れ替わりが激しい個人ユーザーをメインターゲットにしているため、最新の機能などをアピールする必要があります。一方、NTT など大手の大企業が提供しているサービスの場合、法人を中心ターゲットとしているため、一度契約すると他社に移ることもあまりないこともあり、機能のアップデートや改善などは頻繁に行われない傾向があります。

しかし、CPI は大手の KDDI 傘下ながら、ユーザーの要望にしっかり耳を傾けており、公式サイト上で改善予定の機能などについて公表するなど、常によりよいサービスの提供を続ける努力をしています。

CPIの新機能リリース予定

個人向けがメインの共用サーバーと比較すると料金は高めですが、大手 KDDI の信頼性と安定性、すべてが無制限のサービスと高いパフォーマンスを手に入れたいのであれば、十分値段に値するサーバーだと言えます。



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