「ムームードメイン for WPホスティング」がリリース!使い勝手や性能をチェックしてみた



GMOペパボが、2017年12月に「ムームードメイン for WPホスティング」を新規リリースしました。

「ムームードメイン for WPホスティング」は、その名の通りムームードメインで使える WordPress のサービスです。ムームードメインで独自ドメインを取得し、その同じ画面でそのまま「ムームードメイン for WPホスティング」に申し込めば、すぐに WordPress も使えてしまう、という手軽さがウリと言えるでしょう。

2018年1月31日まで、無料でお試しができるということだったので、早速試してみようと思いましたが・・・。


マニュアルがまだ用意されていなかった

申し込む前に、申し込み方や契約についてざっと知りたかったので、マニュアルを探したのですが見つかりませんでした。

もしかしたら、ムームードメインにログインしたら見られるかもしれないと思い、ログインしてみたのですが、そこにも見当たらず・・・。

まあ、お試し期間があるから大丈夫だろうということで、申し込みを進めたところ、決済情報の入力画面が出てきてしまいました。



「ムームードメイン for WPホスティング」の決済画面



1/31までは無料期間だけれど、契約自体はもう発生してしまう、という可能性も考えられるため、一旦申し込みは中止。FAQ(よくある質問)があるのを見つけたので確認したところ、自動更新を「未設定」にすれば、お試し期間中に解約OKとのこと。

FAQ も情報が少なく、なんとなくハマりそうな予感がしたので、念のためサポートにも問い合わせました。すると、以下のような返事をもらいました。


  • 契約終了日5日前までに、デフォルトで設定されている自動更新を解除すればお試し期間中に終了できる
  • ただし、自動更新は手動で解除が必要



ということで、一応安心したので、申し込みを進めました。(でも、初期状態で自動更新になっているのは、ちょっと怖い)


WordPressの設定は簡単だが、できることがかなり限られる

WordPress の初期設定は、契約と同時に行います。



「ムームードメイン for WPホスティング」のWordPress初期設定画面



WordPress をインストールする際に必要な設定は、上のような感じで、「ユーザー名とパスワード」を入力するだけで簡単でした。データベースは勝手に作ってくれるので、初心者でも迷うことはないでしょう。



「ムームードメイン for WPホスティング」のWordPressインストール官僚画面



そして、インストールの完了画面の「ホームページを開く」をクリックすると、WordPress のサイトが開きました。



「ムームードメイン for WPホスティング」で作成したサイト



あれ? WordPress の管理画面は、完了画面からここから開けません・・・?これ、逆に初心者にはわかりづらいのでは・・・?(サイト名も、なぜかドメイン名そのまんまになっていて、初心者ならなおアセる気が)



「ムームードメイン for WPホスティング」の管理画面



ムームードメインの管理画面に戻って、「ムームードメイン for WPホスティング」の項目から、「管理画面」をクリックして、ようやく WordPress の管理画面に入ることができました。(もちろん、http://ドメイン名/wp-admin/ をブラウザに入力してもログイン画面は表示できます)

ただ、WordPress の管理画面は開けるのですが、一般のレンタルサーバーにあるような、「サーバー自体の管理画面」がありません。つまり、サーバーに関する各種設定ができないことになります。

例えば、FTP、サブドメインの利用、データのバックアップ、サーバーログの閲覧、phpMyAdmin などでのデータベースへのアクセスなどなど。こういったことは一切できないわけです。


使ってみてわかったこと

ここまでの流れを見てもわかると思いますが、初心者だとつまずきそうな点が色々ありました。

以下に箇条書きでまとめてみます。


  • マニュアルがない
  • インストール画面から管理画面に入れない
  • サイト名がドメイン名になってしまう
  • サーバー自体の管理画面がなく、細かい設定などできない
  • 1ドメインで 1契約(マルチドメイン不可)
  • 月額500円で、年単位の契約のみ
  • 他サービスへの引っ越し、データの移行は不可(FTP ができないためだと思われる)
  • DNSの設定は不要だが、先に「ムームーDNS」を手動で設定すると使えない(メールなどは使えないので、Aレコードしか設定しないため)



ちょっとデメリットが多すぎる感じですね。(最後の DNS については、特にデメリットという訳ではないですが)


表示速度はそこそこだが、安定性は低め

いつものように、パフォーマンスも確認してみました。

表示速度

まずは、表示速度。

数回図っただけですが、以下のように、1.7秒ほどで表示できたので、悪くはありません。

「ムームードメイン for WPホスティング」の表示速度(GTmetrix)

安定性

一方、安定性に関しては、以下のような状況で、まだ数日しかチェックしていませんが、応答なしの回数が多いです。

(赤丸はサーバーが応答しなかった、またはレスポンスが遅かったポイント 丸が多いほど不安定)

「ムームードメイン for WPホスティング」の安定性(monitis)

この測定を開始する直前にも、サーバーが応答せず、サイトが表示できない時間が割と長く続いていました。

サーバーのIPアドレスを正引きしたところ、サーバー自体はやはりロリポップのサーバーを使っているようでしたが、これならロリポップ!の最安プランである「エコノミー」のほうが安定性は高かったです。



ロリポップ!「エコノミー」のWebサーバーの安定性

※「ムームードメイン for WPホスティング」は約2~3日間 ロリポップ!は約7日間の測定結果



ロリポップ!の全プランの性能をベンチマークで徹底比較


まとめ

以上、「ムームードメイン for WPホスティング」を使ってみて気づいたことや、パフォーマンスの状況などをチェックしてみました。

おそらく、「ムームードメイン for WPホスティング」は、レンタルサーバーをほとんど使用したことがない初心者向けのサービスとして提供されていると思うのですが、まずマニュアルがないのが、初心者にとってはかなりキツイですね。

また、1ドメインのみで月額500円と、値段的にかなりの強気で、正直コストパフォーマンスも高くない上に、サーバーの安定性も低いです。

そのため、残念ながら、現状ではオススメできるサービスとは言えません。同じ料金を払うのであれば、「ロリポップ!」「スターサーバー」の「スタンダードプラン」のほうがいいです。



ただ、今後ヘルプなどは充実させていく予定だそうですし、本格的なリリース時期である 2月までには、サーバーの状況も落ち着くかもしれません。

※なお、2018/2/1 以降は、新規申し込み後、2週間のお試しが可能になるそうです。

すでに、ロリポップ!や heteml の運営で十分な実績があり、初心者でもわかりやすいマニュアルが非常に充実している GMOペパボさんのことなので、もっといいサービスになっていくことは間違いないでしょう。「ムームードメイン for WPホスティング」に関しては、今後に期待したいと思います。

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