レンタルサーバーの課金サイクル(試用期間/初月料金)と契約更新方法の違いを比較



レンタルサーバーの契約においては、利用するレンタルサーバーにより課金サイクル(支払いサイクル)や試用期間には大きな違いがあります。契約のタイミングによっては無料の期間を長くすることができたり、逆に同じ料金でも利用期間が短くなるというようなことも起こります。

また、契約更新も自動的に行われるような印象がありますが、実際は細かい違いがあり、決済方法をきちんと把握しておかないと、契約が更新されず、せっかくのデータが消えてしまう、というようなこともあり得ます。

今回は契約上とても重要な、レンタルサーバーの課金サイクル、試用期間や初月の料金、また契約更新の方法の詳細などを比較してみたいと思います。


レンタルサーバーの課金サイクル(支払いサイクル)

まず、課金サイクル(支払いサイクル)についてみていきます。

課金サイクルには、主に以下の 2つのパターンがあります。

1. 毎月 1日~月末まで
2. 課金開始日(主に試用期間が終了した翌日)から 1か月のサイクル

1. のパターンはわかりやすいと思いますが、同じレンタルサーバーのプランを使用するすべてのユーザーが同じ課金サイクルになります。このパターンのサイクルが取り入れられているレンタルサーバーの場合は、毎月 1日からのサイクルになるように調整するために、初月無料か初月は日割り計算になることが多いです。

対して、2. の場合は申込日によってサイクルが変わってくるパターンです。具体例としては、

・申込日6/1 試用期間10日の場合
→課金開始日は 6/11になるため、毎月11日~翌月10日が課金サイクルになる

というような形になり、ユーザーによってこのサイクルが変わってくることになります。

この課金サイクルによって契約更新や解約のタイミングが異なってくる場合がありますので、自分の利用するレンタルサーバーの課金サイクルはチェックしておきましょう。

では、当サイトで紹介しているレンタルサーバーの課金サイクルを見てみましょう。あわせて、試用期間と初月の料金処理方法についても一覧にしました。


レンタルサーバーの課金サイクル一覧

レンタルサーバー名 課金サイクル 初月の課金 試用期間
エックスサーバー 月単位 無料 10日間
カゴヤ 月単位 無料 14日間
WebARENA 月単位 無料・日割りなし ×
さくらインターネット 課金開始日からの月単位 日割り 14日間
WADAX 月単位 無料 14日間
heteml 月単位 日割り 15日間
ABLENET 月単位 無料・日割りなし ×
お名前.com 月単位 最大 2か月無料 ×
ロリポップ 課金開始日からの月単位 10日間
SpeeVer 課金開始日からの月単位 14日間(テストサーバー)
iCLusta+ 課金開始日からの月単位 ×(30日間全額返金保証)
Bizメール&エコノミー 月単位 無料 ×
クローバー 月単位 無料 14日間



まず、課金サイクルは、上で説明したいずれかのサイクルになっています。

次に、初月の課金ですが、課金サイクルが「課金開始日からの月単位」になっているものは調整が必要ありませんので、無料や日割りになることはありません。試用期間が終わり次第、課金サイクルが回る感じです。

また、カゴヤのように、「試用期間あり+初月無料」のサーバーは、申し込みのタイミングをうまく使うと、最大で6週間くらい無料にすることができますので、サーバーを決めていて待つこともできるのであれば、申し込みタイミングを調整して申し込むとお得です。

一方、お名前.comレンタルサーバーは最大 2か月無料という点だけ見ればお得ですが、試用期間がなく、最低利用期間も3か月と長いので、申し込みには注意が必要です。

また、「無料・日割りなし」の WebARENAABLENET に関しては、試用期間もありませんので、月半ば以降に申し込むのはもったいないですね。できれば月初に申し込むのがいいでしょう。


レンタルサーバーの契約更新

では、次にレンタルサーバーの契約更新の方法についてみていきましょう。

まず、「契約更新方法」ですが、契約期間が終了する際に、契約自体の更新が自動で行われるかどうか、という点です。

基本的にはほとんどの会社が解約しない限り自動的に契約は更新されますが、更新自体を手動で行うように変更することができる会社も一部あります。

次に、決済方法ですが、こちらも自動決済と手動決済に分かれます。自動決済が可能なのは、一般的にクレジットカードというイメージですが、実際はそれ以外にも独自の決済方法をとっているレンタルサーバー会社もあります。

以下がその一覧です。


レンタルサーバーの更新方法一覧

レンタルサーバー名 契約更新方法 自動決済 手動決済
エックスサーバー 自動/手動 ○(クレカ/初回不可)
カゴヤ 自動 ○(クレカ)
WebARENA 自動 ○(クレカ)
さくらインターネット 自動/手動 ○(クレカ)
WADAX 自動 ×
heteml 自動 ○(おさいぽ!)
ABLENET 自動 ○(クレカ)
お名前.com 自動/手動 ○(クレカ)
ロリポップ 自動 ○(クレカ・おさいぽ!)
SpeeVer 自動 ○(クレカ)
iCLusta+ 自動 ○(クレカ)
Bizメール&エコノミー 自動 ○(クレカ)
クローバー 自動/手動 ○(ネットオウルプリペイド)



契約更新で注意したいのは、WADAX。契約自体は自動で更新されることになっているのですが、自動決済を行うことができないので、クレジットカード払いであっても、更新漏れの危険があります。

また、決済に関して注意したいのは、hetemlクローバー。この 2つのレンタルサーバーは、クレジットカードの自動決済には対応しておらず、自社の決済システムのプリペイドのみが自動決済に対応しています。heteml の場合は「おさいぽ!」、クローバーの場合は「ネットオウルプリペイド」というものが、その決済システムに当たります。

そのため、あらかじめクレジットカードを各決済システムに登録しておき、さらにレンタルサーバー側に自動更新の設定を行って、はじめて自動決済に対応する形になります。

heteml と同じ GMO ペパボ株式会社が提供しているロリポップも、以前は同様の状況でしたが、こちらは現在クレジットカードの自動決済に対応しています。

更新通知はいずれの会社からも来ますが、頻度やタイミングなどはそれぞれ異なるため、広告メールや SPAM メールなど混じっていて見落とさないように十分注意する必要がありますね。

なお、手動決済の場合においても、請求書が書面で送られてくるパターンとメールのみのパターンがありますから、メールでの通知だけの場合は支払い漏れがないように注意しましょう。


課金サイクル(試用期間/初月料金)と契約更新方法の違いを比較まとめ

以上、課金サイクルと試用期間、初月料金や契約更新方法の比較についてまとめてみました。

注意点などは上にも挙げましたが、細かい点を見ていくとそれぞれ特徴や違いがありますので、課金のタイミング等によって無料期間を最大に有効活用したいところですね。

契約更新に関しても、自動決済が一切行えない WADAX や 独自決済システムの利用が必要な hetemlクローバーには注意が必要です。また、クレジットカード以外では自動更新は基本的にありませんので、更新漏れでサーバーのデータが消えてしまったりしないようにしっかり管理する必要しましょう。