レンタルサーバーの解約手続きや期限、違約金・返金対応の違いを比較

レンタルサーバーの申し込みはネットで行えるところがほとんどのため、解約もネットから簡単に行えそうなイメージがありますが、実はそうではない会社もあります。

また、解約手続きの期限もレンタルサーバー会社により大きく異なり、中途解約時の返金対応の有無などについても規定が全く違います。契約の単位が、数カ月~年単位だった場合、解約のタイミングを逃すと痛い出費になってしまいます。

今回は、当サイトで紹介しているレンタルサーバーに関して、その解約手続きの方法やその期限、違約金や返金対応の違いについてまとめてみたいと思います。

レンタルサーバーの解約手続き

まず、レンタルサーバーの解約手続き方法の違いについてみていきましょう。

解約手続きの方法は、オンラインと書面の 2通りがあります。

レンタルサーバーの申し込み方法については、「基本はオンラインだけれど、会社によっては書面もOK」という傾向がありました。しかし、解約については、「オンライン」or「書面」という形に分かれます。(詳しくは「レンタルサーバー新規契約時における申し込み方法と支払い方法・領収書発行可否の比較」を参照してください)

実際にその一覧を見てみましょう。


レンタルサーバーの解約手続き方法一覧

レンタルサーバー名 オンライン 書面(郵送/FAX)
エックスサーバー
カゴヤ
WebARENA ×
さくらインターネット
WADAX
heteml
ABLENET × ○(メール送付も可)
お名前.com
ロリポップ
SpeeVer
iCLusta+
Bizメール&エコノミー
クローバー



上記のように、オンラインで解約が可能なレンタルサーバーがほとんどですが、WebARENAABLENET に関しては、オンラインでの手続きが行えず、書面の提出が必要です。また、解約期限については次で触れますが、この 2社に関しては解約期限も早めなので、十分注意が必要です。

なお、書面の送付はいずれも FAX でも可能(ABLENET はメールも可)なので、解約期限当日でも大丈夫です。ただ、ABLENET の場合は、もし解約を取り消したい場合は、取り消し手続き自体も書面で行う必要がありますので、余裕をもって手続きをしたいところです。

カゴヤはちょっと例外で、オンライン・書面のどちらでも OK です。カゴヤは申し込みもオンライン・書面のどちらでも OK でした。カゴヤは色々な面で柔軟な対応をしてくれるので、とてもありがたいです。

レンタルサーバーの解約手続きの期限と中途解約時の違約金・返金

次に、解約手続きの期限と中途解約時の違約金・返金対応有無についてみてみたいと思います。

まず、解約手続きの期限ですが、例えば当月中に解約をするにはいつまでに申請が必要か、という日にちの期限のことを指します。これがレンタルサーバー会社や各プランによって大きく違います。

また、中途解約時の違約金とは、長期の契約をしていた際などに、契約期間が満了する前に解約をした場合に、違約金などが発生するかどうか、という点です。同じように、中途解約した際に支払い済みの残存期間の料金について返金してくれるかどうかという点についても見てみます。

なお、わかりやすいように、前回の記事に載せた「課金サイクル(「毎月 1日~月末」または「課金開始日~翌月の課金開始日前日」のいずれか」のパターン)もあわせて掲載しておきます。


レンタルサーバーの解約期限・違約金・中途解約時の返金有無一覧

レンタルサーバー名 課金サイクル 解約申込期限 違約金 中途解約
エックスサーバー 月単位 会社指定の利用期限日まで なし 返金なし
カゴヤ 月単位 (書面の場合)当月25日まで なし 返金なし
WebARENA 月単位 年払い:更新月の40日前まで 月払い:解約希望日の7営業日前まで なし 返金なし
さくらインターネット 課金開始日からの月単位 支払方法により異なるが、月払いの場合は毎月10日の翌月支払い分の支払い状況による なし 返金あり(年一括払いのプランを除く)
WADAX 月単位 当月20日まで なし 返金なし
heteml 月単位 当月末日まで なし 返金なし
ABLENET 月単位 当月25日まで なし 返金なし
お名前.com 月単位 前月末まで なし 返金なし
ロリポップ 課金開始日からの月単位 契約終了日まで なし 返金なし
SpeeVer 課金開始日からの月単位 契約終了日まで なし 返金なし
iCLusta+ 課金開始日からの月単位 更新日の2営業日前まで(銀行振り込みと口座振替は1営業日前) なし 返金なし
Bizメール&エコノミー 月単位 契約終了日前日まで なし 返金なし
クローバー 月単位 利用期限月の14日まで なし 返金なし



まず、解約期限日ですが、契約満了日当日でもOKのところがある一方、お名前.comレンタルサーバーの前月末や WebARENA の40日前までという、かなり早い手続きが必要な会社もあります。

あとは、おおむね契約満了月の 20日~25日までというところが多い感じですが、クローバーは14日までであったり、さくらのレンタルサーバーのプランにより異なるなどのイレギュラーなところもありますので、要注意です。iClusta の「2営業日前」というのも、うっかりしやすそうですね。

次に、中途解約時の違約金が発生する会社はありません。レンタルサーバーの場合は、長期契約の場合も先払いのことがほとんどなので、「返金対応なし=違約金」という見方もできるかと思います。

最後に、長期契約時の返金対応があるところがあるのは、さくらインターネット 1社のみです。長期契約の場合は、長期割引がありますので、その割引分を差し引いて考え、未利用期間分を返金してくれるシステムのようです。丸々帰ってくる感じではないですが、これは非常にありがたい対応ですね。さすがはレンタルサーバーの老舗です。


解約手続きや期限、違約金・返金対応の違いの比較まとめ

以上、レンタルサーバーの解約手続きや期限、違約金・返金対応の違いについてまとめてみました。

これまでレンタルサーバーの申し込み方法や更新方法などの手続きについてみてきましたが、一番重要かつ大きな差があるのは、この解約に関する手続きといえます。

特に WebARENA でクレジットカードの年契約をしている場合は、書面での手続きが必要・解約期限 40日前までという大きなハードルがありますので、解約手続きに遅れないように注意しないと、大きな無駄な出費が発生してしまいますので、十分注意したいところです。

WebARENA ほどではありませんが、ABLENET も書面での手続き・解約期限が当月25日までですので、忘れないようにしたいです。

また、お名前.comレンタルサーバーに関しては、最低利用期間がある上、解約期限も前月末までになっていますので、うっかりしがちなシステムになっているように思います。月をまたいでの手続きが必要な会社を利用するときは、スケジュール張に書いておいたり、何らかの形でアラートを上げるようにしておくといいかもしれませんね。

それでもうっかりやってしまいそうな人は、エックスサーバーなどの契約更新を手動に選択できるレンタルサーバーにしたり、支払い方法をクレジットカード以外にするなど(支払わなければ自動的に解約されることが多い)、何らかの工夫をするといいでしょう。長期契約が不安だけれど、割引はしてほしいという人は、さくらインターネットもおすすめです。