Sixcore は新規申し込みを終了し、エックスサーバービジネスへ移行されました。
エックスサーバービジネスのサービスを確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。
エックスサーバービジネスの評判・検証レビュー
エックスサーバーの上位サーバーとして、高い安定性とサイトの高速表示を実現しているレンタルサーバーが、「sixcore(シックスコア)」。
sixcore を提供しているエックスサーバー株式会社は、2003年創業のレンタルサーバー業界では中堅どころの会社です。創業はそれほど古くはありませんが、ユーザーのことを第一に考え、常にサービス改善などの努力を怠らない、非常に信頼できる会社です。
sixcore は、以下のような人にピッタリのレンタルサーバーです。
- 高品質なレンタルサーバーを利用したい人
- 法人でも安心して利用できる共用サーバーを利用したい人
ここでは、sixcore の魅力を、独自にベンチマークツールなどで検証したデータや、サーバーの仕様などをもとに、詳しくレビューします。
なお、sixcore では、共用サーバー以外に専用サーバーのサービスも提供していますが、ここでは共用サーバープランである「S1」~「S4」について見ていきます。
sixcoreの評判
sixcore の評判を Twitter で探してみました。
ぱっと調べたメモリ
さくら:18GB
Sixcore:256GB
Conoha:非公開そこで稼働するユーザー数にもよるけど、さくらメモリ少ないかな。
— 増田純一@子育て中・作り置きブロガー (@jun1masu) 2019年3月24日
Sixcoreの契約が12月31日で切れるけれど、7月にXserverに移行済みなので解約する予定です。丸6年ノントラブルでお世話になりました。感謝!でも私のブログの規模ならXserverでもじゅうぶん満足いくレスポンスなんですよねん!Xserverさんこれからもよろしくぽ!
— ひとぅ (@hitoxu) 2016年12月10日
スペックの高さやトラブルがないことについて、高く評価をされているようです。
sixcore の特徴とメリット
sixcore のプラン概要
sixcore のプランは全部で4つ。
全体的にディスク容量や作成可能なサイト数などは少なめですが、サーバーの安定運用を優先するという観点から、サーバー全体の負荷を高めないために、こういった仕様になっています。サイト量産には向いていませんが、精鋭のサイトを安定して運用するには最適の環境と言えます。
また、転送量の目安は、数値上エックスサーバーと同レベルですが、総計 1.39Tbps(2019年7月現在)のバックボーンネットワークに 2Gbps で直結するなど、帯域は潤沢に確保されています。
圧倒的に高い安定性
ネットビジネスにレンタルサーバーを利用する場合、最も重要なのが、この安定性。
sixcore が公式に発表している、安定性を示す指標である稼働率は 99.99%以上。共用サーバーで望める、最高レベルの数値です。
また、収容人数を少数限定し、かつユーザーごとに作成可能なサイト数を限定することで、同じサーバーに同居する他のユーザーへの影響を最小限にとどめることができます。
当サイトで行った Webサーバーのモニタリングの検証でも、エックスサーバーと同等かそれ以上のレベルの結果が出ており、「最も応答が早く」かつ「最も安定している」と言えます。(※2017年4月のサーバー基盤リニューアル後の結果)
最高スペックのサーバー環境で処理速度も最速
現在の sixcore のサーバースペックは、CPU 20コア/メモリ96GBで、業界でも最高のスペックです。(※公式サイト上は CPU 16コアと記載されていますが、当サイトで確認した際には 20コアのCPUが使用されていました)
また、サーバーの具体的なスペックを公開していない共用サーバーが多い中、この sixcore をはじめ、エックスサーバー株式会社提供のサーバーは、すべてユーザー自身で CPU などのスペックを確認できるようになっています。このように、透明性が非常に高いのも、自信の表れと言えるでしょう。
さらに、近年ではパフォーマンスの高い PHP7 を業界で最も早く導入したほか、通常の「PHP CGIモード」よりも高速な処理が可能な「FastCGI」やキャッシュ機能である「OPcache」など、高速化の機能も用意しています。
独自ドメインが一生無料!
sixcore の「S2」以降のプランでは、独自ドメインをずっと無料で利用できます。
独自ドメイン無料のキャンペーンを行っているレンタルサーバーは他にもいくつかありますが、ほとんどが「初年度のみ無料」と限定されています。初年度だけなら、数十円で独自ドメインを取得できるところがありますので、あまり価値は高いと言えません。
しかし、sixcore の場合は、契約中はずっと更新料不要で利用できます。
残念ながら、一番安い「S1」 プランでは利用できませんが、「S2」は1個、「S3」が2個。「S4」で3個も独自ドメインが利用期間中ずっと無料になります。
また、sixcore で有料の独自ドメインを取得した場合でも、「.com」や「.net」などは、年額1,500円(税抜)程度で契約可能ですので良心的です。(サーバーと一緒だと倍以上の値段になるケースもあるため)
高いセキュリティ対策
sixcore では、サイトの改ざん防止などに有効な WAF(Webアプリケーションファイアウォール)が利用可能です。
また、セコムトラストシステムズの「セキュリティ診断サービス」による、ネットワークの脆弱性診断を、全プランで標準搭載しています。(ユーザー個人が実施するものではなく、サーバーサービスレベルで定期的に実施)
外部の第三者が、OS やアプリケーションを含めた、サーバーのネットワークシステムに関する各種の検査を実施することで、客観的な情報をもとに常にセキュアな環境を維持できます。個人のみならず、法人ユーザーも安心して利用できるレンタルサーバーと言えるでしょう。
長く利用し続けられるユーザー本位のプラン構成
多くの共用サーバーでは、安価なプランでは使えない機能が多く、料金が高くなるにつれて使用可能な機能が増えていく、というプラン構成になっています。
しかし、sixcore の場合は、ディスク容量やデータベース数、転送量などには違いはあるものの、下位のプランだからといって使えない機能というものが一切ありません。
また、サイトへのアクセス数が多くなり、転送量が増大してきた場合も、簡単な手続きを行うだけで、上位プランにそのままそっくり移行することが可能ですので、サーバーの引越し時に非常に手間がかかるデータの移行なども一切必要ありません。
これは非常によく考えられたプラン構成であり、アクセスが増えても他社へ引っ越すことなく、長く使用し続けることができるため、ユーザーにとってとてもメリットが大きいです。
その他にも多くのメリット
- シンプルで使いやすいコントロールパネルや Webメール
- Webサイトやデータベースだけではなく、メールのデータまで自動でバックアップ
- エックスサーバー同様、サポートの質が高く、スピードも速い
sixcore の気になるポイントや注意点
サイト量産には向いていない
エックスサーバーなど、より安価なレンタルサーバーと比較して、sixcore は少数精鋭のサイトを安定運用することがメインの使用方法になるため、使用可能なマルチドメイン数やデータベース数は少なめです。
一応、最上位の「S40」プランでは、最大40ドメイン、20データベースまで利用可能ですが、月額料金が結構高めなので、サイト量産をする環境として適しているとは言えないでしょう。
バックアップからの復元には料金がかかる
sixcore では、Web サイトとメールは7日間、データベースは14日間のデータを自動的にバックアップしてくれています。
ただ、ユーザーがデータを完全に消失してしまい、このバックアップからデータを復元する際には、料金が発生します。
一方、バックアップ自体に月額利用料はかかりません。
バックアップからの復元が必要となるのは、自分でデータを消去してしまった、かつバックアップを取っていなかったケースくらいです。そのようなケースは、数年に 1回あるかないか程度であることを考えると、バクアップ自体に月額料金が必要になるほうがずっと割高になる可能性が高いです。
基本的にバックアップはユーザーの自己責任で行うものと考え、ユーザーのためにはバックアップ自体を行っていないレンタルサーバーもまだ数あります。自分自身で常にバックアップはとっておき、万が一の時だけお世話になる、という考えでいれば、特に不都合はないと言えるでしょう。
メールアカウント毎の容量上限はやや少なめ
メールアカウント毎の容量制限が 5GBまでと、やや少なめです。
ただ、(使い方にもよりますが)少なめと言っても数年で一杯になるレベルではなく、10年~20年と使い続けていると一杯になる可能性がある程度ですので、普段からある程度整理していたら、特に問題はないでしょう。
下位へのプラン変更はできない
エックスサーバーでは、下位へのプラン変更が可能ですが、sixcore は上位プランへの変更のみ可能で、下位への変更はできません。
ほとんどのレンタルサーバーでは、下位プランへの変更はできないので、普通と言えば普通ですが、同社の提供するエックスサーバーでは可能なので、少し残念ではあります。
その他
- SSH 利用不可
- 再販不可
sixcore のおすすめプランは?
sixcore のおすすめプランは、最安の「S1」プランです。
sixcore は上位プランへの変更が可能なため、まずは一番安い「S1」から利用を開始し、アクセスが増えたら上位のプランに変更するのがいいでしょう。
もちろん、すでにかなりのアクセスが見込める場合は、独自ドメインがずっと無料になる「S2」プラン以上から始めるのも Good です。
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エックスサーバービジネスの評判・検証レビュー
sixcore の仕様一覧
sixcore のサーバースペック
CPU・メモリ | CPU 20コア/メモリ96GB |
---|---|
稼働率 | 99.99% |
バックボーン・ ネットワーク回線 |
総計 1.39Tbps(2019年7月現在)のバックボーンネットワークに 2Gbps で直結 |
記憶媒体 | HDD RAID10 |
OS | Linux |
Webサーバー | Apache |
高速化機能 | FastCGI・OPcache |
WordPress 簡単インストール | ○ |
sixcore の仕様詳細一覧
S1 | S2 | S3 | S4 | |
---|---|---|---|---|
初期費用(税抜) | 6,000円 | |||
月額料金(税抜) | 1,800円 | 3,600円 | 5,400円 | 7,200円 |
ディスク容量 | 50GB | 100GB | 150GB | 200GB |
マルチドメイン数 | 5個 | 10個 | 25個 | 40個 |
データベース数 (MySQL) |
5個 | 10個 | 25個 | 40個 |
メールアカウント数 | 無制限 | |||
転送量 (月単位) |
70GB | 90GB | 110GB | 120GB |
独自SSL | 無料あり(Let’s Encrypt) オプション独自SSL あり |
|||
WordPress簡単移行 | × | |||
バックアップ機能 | あり(DB・Web・メール) (DB:14日間、Web・メール:7日間分) |
|||
プラン変更 | 上位プランに変更可能 (月単位) |
|||
サポート | 電話(平日10:00~18:00)・メール(24H・365日) | |||
高度な機能 | Cron・SSI(SSHは利用不可) | |||
その他の機能 | Webフォント・アクセス解析・Webメール・メール自動返信 ・メールアンチウィルス・スパムフィルター |
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お試し期間 | なし |
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