3.「共用・専用・VPS・クラウド」などレンタルサーバーの種類と違い

「共用・専用・VPS・クラウド」などレンタルサーバーの種類と違い

レンタルサーバーの種類と違い

多くのサイトでは、マンションや一軒家などの例で説明されていますが、ここではネットビジネスで利用するのを前提として考えているため、実店舗(イメージとしては飲食店)にイメージを置き換えて説明してみたいと思います。

共用サーバー(共有サーバー)

共用サーバーは文字通り、一つのサーバーを複数のユーザーで共有する形で提供されているサーバーです。初心者にも使いやすいように、あらかじめある程度の機能を使用できるような状態にして貸し出しています。

1つのサーバーを区分けして複数ユーザーに貸し出しているため、その分価格を安くして提供されています。一般的な商業ビルでも、ビルの賃料を使用している店舗数で割る形になるので、それだけ一人頭の賃料を安くできます。

ただ、共用しているがゆえに、様々な制限もあります。

共用サーバーを実際の店舗に言い換えると、「商業ビルの中の店舗」のような感じです。それも、居抜き(設備と食器やテーブルなどの調度品もそのままで引き渡すこと)のようなイメージです。

設備が整った状態で契約するので、すぐに使えるようになりますが、その分自由度は下がります。

また、同じビルの中に多数の店舗が入っていますので、ビル自体や周りの店舗の影響を受けます。

例えば、有名なラーメン屋が同じ階(サーバー)に入っていたら、あっという間に行列ができて、その列が自分の店の前をふさいでしまったり、ビルの電源設備のメンテナンスが入ると、強制的にお店を閉店せざるを得なくなります。

トイレなどの設備も共用なので、ランチタイムには大混雑したりします。

レンタルサーバーに置き換えると、同居している他のユーザーの影響でサイトの表示が遅くなったり、サーバーの障害などでサイトが表示されなくなったりします。

また、多くのユーザーが訪れる時間帯には、全体的にサイトの表示だけではなく、管理画面の動作も遅くなったりしがちです。

専用サーバー

1台のサーバーをユーザー一人で占有することができる契約のサーバーです。一人で占有するので、その分賃料も高いです。

実店舗に置き換えると、1件の独立した店舗のイメージで、最低限の設備などは用意されていますが、家具のレイアウトや壁紙など自分の好きなようにアレンジして理想の店を作ることができます。

また、他の店舗(ユーザー)の影響をうけませんし、影響を与えることもありませんので、お客様が沢山来店しても心配はいりません。

ただ、基本的にはコンクリートむき出しの状態のような感じで引き渡されるので、自分自身でOSを入れたり、セキュリティ対策などのメンテナスをしたりする必要があります。

自由度が高いがゆえに、自己責任の度合いも大きいといえますので、そういった知識やスキルを持っている必要があります。

ただ、中にはマネージドサービスと言って、そういった土台となる部分をサービス提供元が手助けしてくれるサービスを提供しているプランもあります。

イメージとしては、開業支援、および保守・管理をしてくれるアドバイザーがいるようなイメージでしょうか。その人にイメージを伝えてお金を払えば、必要な設備などはすべて用意してくれ、その後の保守もやってくれますので、専門的な知識をそれほど持っていなくても安心して開業できます。

VPS(Virtual Private Sever)

VPSは「仮想プライベートサーバー」の略で、サーバーの中に仮想環境で専用サーバーを作るような形で提供されます。いわば、共有サーバーと専用サーバーの中間的な位置づけです。料金的にも専用サーバーは高価ですが、かなり安く済ませることができます。

1台のサーバーを共用してはいるのですが、仮想環境で区分けすることで、あたかも専用サーバーを利用しているような自由度を実現できます。CPUやメモリなどのリソースも契約した分だけ独占して利用できるため、共用サーバーに比べると他のユーザーの影響も受けにくなっています。

実店舗のイメージに置き換えると、1つの平屋の建物に、入り口を別とした店舗がいくつかあるような感じと言えるでしょうか。

トイレなどの設備なども共用ではなく、それぞれの店の中にありますし、店の入り口も完全に独立していますので、他の店舗の影響を受けにくいです。

ただ、専用サーバーと同様に、コンクリートむき出しの状態で引き渡されるので、一から自分で店舗を築き上げる必要があります。

こちらも同様に、マネージドサービスがある会社もありますので、アドバイザーを雇って、監視や保守管理をある程度任せることが出来ます。

クラウドサーバー

クラウドサーバーは、非常に自由度の高いサービスで、詳しく説明すると非常に長くなるので、ここではざっくりとイメージだけをお伝えしたいと思います。

実店舗では実際には存在しえない形なので、少々イメージしずらいかもしれませんが、ショッピングモール内の出店やイベント会場のブースようなイメージに近いかもしれません。

普段は自分の必要な大きさの区画やブースなどだけの利用料を払って利用し、何かのイベントなどで多くの来客が見込めるときには、横の区画も借りて、自分の領域を広げることが出来ます。使用した区画の大きさと、利用した期間に応じて料金を支払いますので、お客が来なくなったら縮小させて節約することも可能です。

こちらも基本の物件としては、イベント会場の区画だけで、テーブルや食器などの設備(サーバーの場合は、CPUやメモリ、ディスク容量など)を何個ずつ、どのくらいの期間を借りるかなどを非常に細かく指定する形で借りますので、イベント運営の経験がなければ使用するのは少し難しいと言えるでしょう。

なお、クラウドサーバーはサーバーを占有するわけではなく、また拡張するために複数のサーバーにまたがって利用する形になります。そのため、やはり他のユーザーの影響を受けます。

共用サーバーと専用サーバーの違い

上で軽く説明しましたが、共用サーバーと専用サーバーの大きな違いは、1つのサーバーを占有できるか、それとも複数のユーザーで共有するかの違いです。

私たちが普段利用しているパソコンでイメージすると、専用サーバーは1台のパソコンで1つのアプリケーションのみを起動しているような状態です。他のアプリケーションは起動していませんので、起動しているアプリケーションがCPUやメモリをふんだんに使えますし、その分処理も速いです。

一方、共用サーバーは、1台のパソコンの中で複数のアプリケーションを起動しているような状態です。起動している他のアプリケーションの負荷状況の影響を受けますし、起動しているアプリケーションが多ければ多いほど全体の動作は遅くなります。たった一つのアプリケーションがCPUに大きな負荷を与たりしただけでも、パソコンがフリーズしたりします。

そのため、アクセス数が多かったり、CPUやメモリに与える負荷が高いサービスを利用する場合は、他のユーザーに迷惑になるので、専用サーバーを使用したほうがいいでしょう。ただ、価格が非常に高くなることと、メンテナンス等が自己責任になるため、それなりの知識がないと厳しいです。

なお、最終的なパフォーマンスに関していうと、共用サーバーからに専用サーバーに乗り換えたからと言って、必ずしもサイトの表示が速くなる、とも言い切れません。

共用サーバーは、ユーザーが多い分、常に負荷の高い状況が要求される可能性が高いため、安価な専用サーバーより逆にスペックの高いサーバーが使用されていることもあります。

ホスティングサービスとレンタルサーバーの違い

「ホスティング」というのは、サービス事業者側が用意したサーバを貸し出すサービスのことで、レンタルサーバーと同義です。また、海外では一般的に「共用サーバー」のことを指してホスティングと呼んでいるようです。

ホスティングの逆の意味の言葉は、「ハウジング」です。

ハウジングは、借りる側がサーバーを用意し、自分の好きな形にカスタマイズしたものを、データセンターなどで預かってもらい、回線などを使用させてもらうものです。いわば間借りする感じですね。

安定した電源供給や大容量のバックボーン回線を利用できる代わり、基本的には借りる側が管理しますので、万が一サーバーにトラブルが発生したときには、借りる側がデータセンターに行って、障害の対処を行う必要があります。

プロバイダーとレンタルサーバーの違い

プロバイダーは、一般的に「インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)」のことを指しますが、インターネットの回線を貸し出して、ネットにつなげられるようにするサービスを提供している会社のことです。

一方、レンタルサーバー会社はインターネットに常時接続しているサーバーを貸し出している会社のことです。サーバー自体は常にインターネットに接続していますから、サーバーにデータをアップすれば、いつでもだれでもその情報を見れるようにできます。

ただ、レンタルサーバー会社は、私たちがインターネットに接続するための回線を用意してくれるわけでではありません。

ISPはインターネットに接続するためのサービスを提供する会社ですが、ISPの中には、ホームページを公開できるスペースを提供しているところもありますので、この二つを混同してしまう人がいるかもしれません。

ISPは私たちがインターネットを見れるようになるために必要な回線を提供してくれ、レンタルサーバー会社は私たちのWebサイトを公開するためのスペースを提供してくれる会社です。

実店舗に置き換えてみると、ISPは水道や電気などを供給してくれるインフラ担当の会社、レンタルサーバーは店舗自体を貸してくれる会社、というようなイメージでしょうか。こう考えると全く違うことがわかりますね。

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