「エックスサーバー」v.s.「ConoHa WING」-機能とパフォーマンスを独自計測データで徹底比較!

「エックスサーバー」v.s.「ConoHa WING」-機能とパフォーマンスを独自計測データで徹底比較!

運用実績 19年以上、レンタルサーバーシェア No.1 の「エックスサーバー」と、サービスリリース後、まだ 4年でありながら、人気急上昇中の 「ConoHa WING(コノハウイング)」

今やレンタルサーバーの人気を二分していると言っても過言ではないこれら二つのサービス、どちらを選ぶべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、このエックスサーバー株式会社の提供する共用サーバーサービス「エックスサーバー」と、GMO 株式会社が提供する共用サーバーである「ConoHa WING」について、そのサービス概要からサーバーの実際の性能までを、独自調査データで徹底的に比較してみました。

この記事を読んでいただければ、どちらを選ぶべきか判断できるようになると思いますので、じっくりご覧ください。

最初に結論を言ってしまうと、以下のとおりです。

「エックスサーバー」v.s.「ConoHa WING」の結論

・より安定・よりハイスペックのサーバーを常に利用したい人 ⇒  エックスサーバー
・できるだけ簡単に WordPress を構築したい人/有料のテーマを安く利用したい人

⇒ ConoHa WING

では、具体的に比較した内容の詳細を見ていきましょう。

  1. エックスサーバーと ConoHa WING のスペック~サービスの詳細を比較
    1. 主なサービス(ディスク容量・マルチドメイン数・データベース数など)の違い
      1. エックスサーバーは初期費用があるが、無料の試用期間あり ConoHa WING は月額料金の割引率が常時変動するため、契約時期は見極めたほうが吉
    2. サーバースペック(CPU・メモリ・高速化機能など)の違いをチェック
      1. サーバーのスペック関連は甲乙つけがたいが、リソース保証+高速化機能でエックスサーバーがやや上
    3. その他の主なサービス(独自SSL・バックアップ・サポート体制など)の違い
      1. お試し期間があるのはエックスサーバーのみ、ConoHa WING は柔軟性が高いのがメリット
  2. 各サーバーのパフォーマンスを比較
    1. サーバーの安定性比較の概要
      1. サーバー専用の監視ツールで 6か月以上計測した結果を比較
    2. Webサーバーの稼働率と応答速度を比較
      1. 圧倒的な速さを誇っていた ConoHa WING の応答速度が、ついにエックスサーバーに抜かれる結果に
    3. サイトの表示速度比較の概要
      1. 表示速度を計測する専用ツールで WordPress の表示速度を 6か月間計測して比較
    4. WordPress の表示速度を比較
      1. WordPress の表示速度もはやはりエックスサーバーが速い ConoHa WING も善戦はしている
  3. まとめ
      1. より安定・よりハイスペックならエックスサーバー、できるだけ簡単に WordPress を利用したいのなら ConoHa WING がおすすめ
    1. エックスサーバーがおすすめな人
    2. ConoHa WING がおすすめな人

エックスサーバーと ConoHa WING のスペック~サービスの詳細を比較

最初に、両社サービスの違いについて見ていきましょう。まずは、主なサービス概要からです。

主なサービス(ディスク容量・マルチドメイン数・データベース数など)の違い

エックスサーバーは初期費用があるが、無料の試用期間あり ConoHa WING は月額料金の割引率が常時変動するため、契約時期は見極めたほうが吉

会社名プラン名初期費用月額費用ディスク
容量
マルチ
ドメイン数
データ
ベース数
転送量
(GB/日)
Xserverスタンダード無料990円~300GB無制限無制限無制限
ConoHa
WING
ベーシック無料1,320円~300GB無制限無制限27TB/月
(900GB/日)
Xserverプレミアム無料1,980円~400GB無制限無制限無制限
ConoHa
WING
スタンダード無料2,640円~400GB無制限無制限36TB/月
(1,200GB/日)
Xserverビジネス無料3,960円~500GB無制限無制限無制限
ConoHa
WING
プレミアム無料5,280円~500GB無制限無制限45TB/月
(1,500GB/日)

転送量とは?
Web サイトの表示の際に、サーバーから閲覧者の PC に向けて送られるデータ量のこと。Web サイトへのアクセス数が多く、この転送量の上限をオーバーすると、アクセスが遮断され、サイトが閲覧できなくなってしまう可能性がある

両社における各プランと価格帯毎にディスク容量、マルチドメイン数(設置可能な独自ドメイン数)、転送量の目安を一覧にしました。
さすがに人気を二分するだけあってか、転送量を除き、ほぼ同様のスペックになってはいます。

料金面では、エックスサーバーに初期費用が発生していたのですが、2022年8月から無料になっており、さらに無料で利用できる試用期間もあります。(ConoHa WING は試用期間なし)

一方、月額料金においては、基本の料金ではエックスサーバーがかなり安いです。
ConoHa WING は常時割引をしているので、エックスサーバーよりも安く契約することも可能ですが、時期によって割引率が大きく変動しますし、初回の契約期間が終わったらその後は上記の通常料金になるため、単純に比較することはできませんが、基本的にはエックスサーバーが有利でしょう。

サーバースペック(CPU・メモリ・高速化機能など)の違いをチェック

サーバーのスペック関連は甲乙つけがたいが、リソース保証+高速化機能でエックスサーバーがやや上

 エックスサーバーConoHa WING
Webサーバーソフトnginx(エンジンエックス)Apache + nginx
記憶媒体オールNVMe(SSD)オールSSD
データベースMariaDBMySQL
CPUAMD EPYC(vCPU 128コア)
仮想 vCPU 6 / 8 / 10 コア
※リソース保証あり
非公開
仮想 vCPU 6 / 8 / 10 コア
(リソース保証なし)
メモリ1TB(仮想 4GB / 8GB / 12GB)
※リソース保証あり
8GB / 12GB / 16GB
(リソース保証なし)
PHPCGIモード(FastCGI)LiteSpeed LSAPI
高速化機能超高速環境「KUSANAGI」
・ Xアクセラレータ機能・ HTTP/2
・サーバーキャッシュ機能
・ブラウザキャッシュ機能
「WEXAL Page Speed Technology」機能
・HTTP/2
・サーバーキャッシュ機能
・ブラウザキャッシュ機能
アクセス増対策○(Xアクセラレータ機能)×(プラン変更で対応可能)
  • 超高速環境「KUSANAGI」:WordPressの高速化チューニングが施された仮想マシンおよび、そのイメージで、世界最速クラスのWordPress実行環境と評価されている
  • 「WEXAL Page Speed Technology」機能:プライム・ストラテジー社が提供する WordPressの高速化を実現するエンジン

次に、サーバー周りのスペックの違いをチェックしてみましょう。

ConoHa WING は CPU が非公開ですが、仮想のコア数やメモリ数は全く同じです。ただ、エックスサーバーはユーザー毎に使用可能なリソースを保証する「リソース保証」を提供しているため、他のユーザーの影響を受けにくく、安定性は ConoHa WING より上と言っていいでしょう。
(ConoHa WING にもリソースを保証する別プランがありますが(「リザーブド」プラン)、その分料金は割高です。)

処理の高速化に関しては、エックスサーバーは超高速環境「KUSANAGI」や独自の「Xアクセラレータ機能」などを提供しています。
一方、ConoHa WING は、「WEXAL Page Speed Technology」機能を共用サーバーとして国内で初導入しました。

サイトへのアクセスが急激に増えた場合の対策としては、エックスサーバーが独自の「Xアクセラレータ機能」を提供しており、こちらはサーバー側が勝手に対処してくれます(ある程度の範囲まで)。一方の ConoHa WING は、即時のプラン変更が可能なので、上位プランへ変更することが対応が可能ですが、手動での作業が必要です。

実際にどちらが速いかは、下に掲載する検証結果で確認していただければと思いますが、全体的にはややエックスサーバーが上、という状況です。

その他の主なサービス(独自SSL・バックアップ・サポート体制など)の違い

お試し期間があるのはエックスサーバーのみ、ConoHa WING は柔軟性が高いのがメリット

 エックスサーバーConoHa WING
無料独自SSL○(Let’s Encrypt)○(Let’s Encrypt)
WAF(Webアプリケーション
ファイアウォール)
バックアップ ○(Web・メール・データベース
:14日間分)
○(Web・メール
・データベース:14日間分)
 バックアップからの復元○(無料)○(無料)
プラン変更○(上位・下位)○(上位・下位)
 プラン変更のタイミング月単位即時
電話サポート
アダルトサイト××
データセンター国内(大阪)国内
お試し期間10日間なし
キャンペーン独自ドメイン永久無料、
初期費用無料など、
ほぼ年中実施
割引をほぼ年中実施

次に、その他の仕様の中で違いがみられるものや、重要な機能やサービスと思われるものをいくつかピックアップし、比較してみました。

こちらもほとんど差が見られませんが、異なる点としては、ConoHa WING のプラン変更が即時反映する点です。
サイトの記事がバズって、急にアクセスが増えてきた時などには、数日間上位プランに変更して、落ち着いたら戻すことができるため、重宝する仕様と言えるでしょう。

一方、エックスサーバーには無料でお試しができる期間があります。その分、契約した際には初期費用がかかる、という仕組みになっています。
ConoHa WING の場合は、(プランにもよりますが)時間単位で契約することもできますので、一旦時間単位のプランで試して、気に入ったら長期プランで申し込む、と言うことも可能です。

以上のように、エックスサーバーにお試し期間があるのはメリットですが、ConoHa WING の場合は柔軟性が高いのがメリットと言えるでしょう。

各サーバーのパフォーマンスを比較

では、次に各サーバーのパフォーマンスを比較してみましょう。サーバーの性能はスペックだけではわかりません。そのため、実際に各サーバーを使用して検証を行った内容から、実際の能力差を見てみたいと思います。

比較に使用するのは、当サイトで独自に調査したデータで、同じ価格帯のプランである、エックスサーバー「スタンダード」ConoHa WING 「ベーシック」を使用した結果です。
(※ 2021年の計測データを基にしています。)

調査の詳細については、以下の各記事でご確認ください。

Webサーバーの安定性を独自調査データで比較
サーバー別のWordPress表示速度を独自調査データで比較

サーバーの安定性比較の概要

サーバー専用の監視ツールで 6か月以上計測した結果を比較

まず、サーバーで最も重要な「安定性」からチェックします。

調査は Webサーバーの監視ツール「Site24x7」を利用したもので、約 7日間× 6か月間に渡ってサーバーの稼働率と応答速度をモニタリングした結果を比較します。

「稼働率」は、サーバーが正常に動作していた時間帯の割合で、100%に近いほどより安定していると言えます。おおむね「99.99%」程度であれば優秀です。(※ 稼働率=(稼働時間×障害時間)÷稼働時間×100)

「応答速度」は、外部からサーバーに対してサイトのデータを送るよう命令を送った際(HTTPリクエスト)に、どのくらいで応答を返してきたかを計測したもので、数値が小さいほうが応答は速いため、より良いサーバーということになります。

Webサーバーの稼働率と応答速度を比較

圧倒的な速さを誇っていた ConoHa WING の応答速度が、ついにエックスサーバーに抜かれる結果に

順位サーバー名
(プラン名)
項目平均7月8月9月10月11月12月
1位エックスサーバー稼働率100%100% 100%100%100%100%100%
応答速度201.2185.0225.0185.0213.0201.0198.0
3位ConoHa WING稼働率99.999%100%100%99.993%100%100%100%
応答速度 223.7253.0335.0283.0275.0264.0197.0
8社平均稼働率99.995%100%99.974%99.999%100%99.999%99.998%
応答速度389.4413.9421.5337.1386.0388.0350.0
※無断転載禁止
※稼働率の単位は「%」、応答速度の単位は「ミリ秒」

まず、稼働率に関しては、エックスサーバーが 100% を達成しています。ConoHa WING もダウンがあったのは 9月のみで、それも 1分以内と短時間だったため、トータルでは 99.999% を達成できているので、非常に安定していると言えるでしょう。

一方、応答速度に関しては、これまで ConoHa WING が他社と比較しても圧倒的な速さを誇っていたのですが、ついにエックスサーバーに追い越されてしまいました。

ConoHa WING も CPU のコア数、メモリ、転送量などを頻繁にアップグレードしてはいたのですが、エックスサーバーのように基盤部分からのアップグレードはなかなか行えないので、その差が出てしまったと言えるかもしれません。

サイトの表示速度比較の概要

表示速度を計測する専用ツールで WordPress の表示速度を 6か月間計測して比較

次に、各サーバーに設置した WordPressサイトの表示速度を比較してみます。表示速度の計測には、同じく Site24x7 を使用しています。こちらも約 7日間× 6か月間に渡る調査結果です。

結果の数値については、小さいほうが速く表示できるということを意味しますので、数値が小さいほうがより良いサーバーということになります。(計測に使用したWebサイトのデータは共通)

WordPress の表示速度を比較

WordPress の表示速度もはやはりエックスサーバーが速い ConoHa WING も善戦はしている

順位サーバー名
(プラン名)
平均(秒)7月8月9月10月11月12月
3位エックスサーバー(スタンダード)3.853.234.662.764.334.133.98
6位ConoHa WING(ベーシック)4.013.435.322.884.404.043.97
8社平均4.023.664.393.264.524.194.12
※無断転載禁止
※単位はすべて「秒」

サイトの表示速度もエックスサーバーが勝っています。とはいえ、月によっては ConoHa WING が上回っている月もあります。

表示速度は、上位がかなり熾烈な争いを続けているので、この程度の差であれば大きな差はないと言ってよく、どちらも十分高速なサーバーであることには間違いありません。

まとめ

より安定・よりハイスペックならエックスサーバー、できるだけ簡単に WordPress を利用したいのなら ConoHa WING がおすすめ

以上、エックスサーバーと ConoHa WING について、サービスの概要から安定性、Webサイトの表示速度までについて、独自に計測したデータをもとに比較してみました。

現在、レンタルサーバー業界の人気を二分している二社ですが、どちらも甲乙つけがたいくらい非常にレベルの高いサーバーといえます。

残すところ大きく異なるのは、運用実績です。
運用実績 19年以上にも関わらず大規模な障害等発生させていない堅実なエックスサーバーに対して、ConoHa WING はまだ 4年ほどです。

やはり長年に渡り安定した運用を続けているエックスサーバーとの差は埋めるのは、残念ながら非常に難しいと言えるでしょう。

一方で、ConoHa WING の他社にないメリットと言えば、WordPress のテーマの導入が最も簡単であること、および有料の WordPress テーマ(JIN / SANGO など)を安く買える点です。これも多くのユーザーを魅了している点ですので、これらを重視したい人は ConoHa WING を選ぶのが吉です。

以上のように、基本的にはどちらを選んでもいいレベルだと思いますが、基本的には以下のような人にそれぞれのサーバーをおすすめしておきたいと思います。

「エックスサーバー」v.s.「ConoHa WING」の結論

・より安定・よりハイスペックのサーバーを常に利用したい人 ⇒  エックスサーバー
・できるだけ簡単に WordPress を構築したい人/有料のテーマを安く利用したい人

⇒ ConoHa WING

エックスサーバーがおすすめな人

  • 長年の運用実績を重視したい人
  • 常に最新・最高のスペックを提供してくれるサーバーを利用したい人
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